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番茶のカフェイン
カフェイン含有が少ない番茶は、小さな子どもでも飲める安心なお茶です。
手頃な価格で楽しめるため、日本の家庭では昔からよく飲まれてきました。
煎茶とほとんど同じ製法で作られていますが、比較的高価な新芽を使った煎茶とは違い夏以降に収穫した三番茶や四番茶、秋冬の剪定時に出た茶葉、煎茶を作る時にはじかれた大きな茶葉などを原料にしています。
若葉を使う煎茶と比べタンニンが多く、カフェインが少ないのが特徴です。さっぱりと淡白な味わいですが、渋みも若干感じられるため食後に飲めば口の中がすっきりします。
番茶を焙じてほうじ茶として飲む地域も多く、東北以北の地方では、番茶といえばほうじ茶を指すことが一般的です。
また、石川県では、茶の茎をほうじた棒茶が番茶として認識されていますし、京番茶もほうじ茶の一種です。
ほうじ茶はカフェイン含有が低いことで知られ、妊娠中、授乳中の女性や小さな子どもでも安心して飲めるお茶ですが、番茶もカフェインが少ないお茶です。
カフェインは、覚せい、興奮作用や、利尿作用があることが知られています。
脳の血管の収縮にも影響し、頭痛薬などにも用いられています。
コーヒーや紅茶、チョコレートなどに多く含まれており、眠気覚ましにコーヒーを愛飲している方も多いですね。
普通に楽しむ程度であれば、カフェインの摂取は問題ないのですが、胎児や小さい子どもにはあまりすすめられません。
胎児や赤ちゃんは、体も小さく、肝臓や腎臓といった臓器も、脳や神経も未発達です。
大人と同様にカフェインを摂取することで、どんな影響が出てくるのか、現段階ではまだ詳しくは判っていないそうです。
小さな子どもは代謝能力が低いため、大人よりもカフェインが体内に蓄積しやすいことは判っています。
子どもが寝付けないほど興奮する物質を摂取することは親なら避けたいものですよね。
食育に力を入れる家庭が増えてきている現在では、コーヒーやチョコレートなどの嗜好品を、小さい子どもに与えないように気を付ける方も増えました。
そんな中で見直されているのが、番茶やほうじ茶の存在です。
一般家庭で広く愛されてきたので、子供のころから家族で飲んでいたという方も多いと思います。
番茶も出花、ということわざも有名で愛されてきた証拠と言えるでしょう。
育ち盛りの子どもたちの健康を考えるなら、おやつはコーラとチョコレートではなく、お茶とおむすびの方が望ましいと思います。
嗜好品は栄養を補強するものではなく、大人が抱えているストレスを軽減させるためにあるものです。
温かく、香り高い番茶を家族で楽しんで、偏りがちな食生活を見直していきたいですね。