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番茶の効果と効能
番茶に健康的な効果・効能があることは、みなさんご存じのことでしょう。
番茶がもたらす効果については、今日でも研究途中であり、今なお様々な効能が発見されているところです。
このお茶は、東北より北では方言でほうじ茶を指したり、京番茶のように地方特産の土着のお茶を指すように、同じ名前で様々なお茶を意味するところがありますが、ここで言うものは、一般に夏以降の遅摘みの茶葉を使って作られる、焙じられていない比較的安価な緑茶のことです。
近年発見されて特に健康志向の方から注目を集めているのは、秋冬番茶に多く見られるポリサッカライドという多糖体ではないでしょうか。
秋冬番茶とは、新茶から順に採摘され、三番茶をとらず、9月から10月の秋口まで待って摘まれる晩摘の茶葉を使った緑茶のことです。
多糖体は、血糖値の上昇を抑える効果があり、緑茶に含まれるカテキンと相乗して効果的に働きます。
特に7つ以上の糖分子が結合したポリサッカライドの効能は、富山医科薬科大学の動物実験でも検証されており、マスコミからも大変注目されている成分です。
最近ではよく知られるようになりましたが、やはりカテキンも番茶には欠かせない効果的な成分でしょう。
カテキンは日をよく浴び、成長した茶葉に特に多く含まれるため、玉露などの一般に高級とされる口当たりの良いお茶よりも、番茶のような庶民から愛されている渋めのお茶に多く含まれています。
カテキンにはポリサッカライドのように血糖値を抑える成分の他、血圧や血中コレステロール値の上昇も抑えます。
また、抗酸化や老化の抑制、さらには細胞の突然変異も予防するため、ガンにも効果があります。
生活に身近なところで用いられているカテキンの効能には、消臭や抗菌作用があり、番茶には体臭を抑えたり、消臭剤のような効果も期待できます。
女性で無視できない番茶の効果と言えば、美容に関係する効果もあります。
ビタミンやアミノ酸が含まれているため、お肌の健康維持にとても効果があるのです。
また先に述べたカテキンには、抗アレルギー作用もあるため、さらに美しくなりたい女性の他に、肌にトラブルを抱える方にも、カテキンを多く含む番茶がおすすめです。
ほんの1世紀前まで、人が飢えることもなく、体調を万全にすることができれば、病気になることなんてないのだと一般的に考えられていました。
しかし、実際に飽食の時代が訪れても、免疫不全や生活習慣病など、人を脅かす病気の存在から逃れることができませんでした。
番茶に多く見られるこれらの効果的な成分は、今なお人の命を脅かす、いわば自らの内に存在する免疫の問題や生活習慣病に大きな効果を持つため、日本の文化に古来から深く関わるものでありながら、また新たに、現代特に必要とされているものなのです。
緑茶の中でも、特に晩摘の茶葉が使われる傾向にある番茶には、健康維持に効果的な成分がぎっしり詰まっていて、かつ他の緑茶に比べて安価なため、普段の生活に何気なく取り入れることができる優れものなのです。