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番茶と煎茶
煎茶という言葉には広い意味と狭い意味と二つの意味があり、番茶が煎茶に含まれるというのは、広い意味で見た場合に言えることです。
広い意味で考える場合には、日本の緑茶である蒸して醗酵を止めて作られるお茶というのは、ほとんどが煎茶の部類になります。
つまり煎茶を広い意味で考えると、緑茶と同じようなカテゴリーに含まれるということになるのです。
ですから番茶は、煎茶の中の一部という使い方は別に間違った使い方というわけではありません。
それに対してお煎茶というように使われる場合には、番茶や玉露というように特定のお茶の種類に関して狭い意味で使われる場合があります。
基本的に最も質のいいお茶というのは玉露だと言われていますが、これは茶葉の新芽だけを覆いをかぶせてから摘み取るという非常に手間のかかる作業があるためです。
この覆いをかけるという作業をしないで摘み取った新芽だけのお茶が煎茶といわれるものになります。
この煎茶というのはさまざまな特徴があり、通常の安い番茶などに比べてお茶の色などがはっきりと出るという特徴があります。
やはりどうしても番茶の三番目、四番目の茶葉は新芽に比べてあまり色の出がよくないのですが、これに対し煎茶の場合ははっきりと色が出ます。
また、煎茶レベルのお茶になりますと、ティーパックで入れるのではなく実際に茶葉を測って入れるようになってくると思います。
実際に番茶ではティーパックのお茶がよく売られていますが、質の悪いものになりますと最初の一杯だけ抹茶のように色が出てるのですが、その後はほとんど色が出ないお茶があることも事実です。
ところが煎茶の場合は、少なくとも適量でお茶を入れるならばそのようなことはありません。
私の家でも、先日ティーパックの番茶を、急須の掃除が楽になるからという理由で試しに使ってみたのですが、あまりに色の出が極端なのですぐにお煎茶に戻すことになりました。
やはり高いものには高いなりの、安いものには安いなりの値段があるということかもしれません。
ですからいくら安いからといっても、良く考えて購入しないと安物買いの銭失いになってしまうかもしれません。
特にお茶の違いが分からないから…と考えている方は、一度試しに煎茶を購入してみてはいかがでしょう。
番茶と煎茶ではこんなに味が違うということを身を持って体感できると思います。
ただ、お茶の味という点では番茶は煎茶や高級茶にはかないませんが、体に良いとされる成分で考えればビタミン、食物繊維、カテキン、ポリサッカロイドなどの有効成分が多く含まれていますので、お茶にどういったことを期待するのかを考えてご自分にあったお茶を購入されるようにするといいかと思います。